ぼんについて

【住宅購入予算オーバー】想定の3倍に!それでも買った理由

こんにちは。
陸マイルが貯まらないぼんちゃん(@bonchan_mile)です。

私達は結婚して5年ですが、入籍後約半年で子供が生まれてその一年後に家を買いました。
その際予算「2,000万」だったのに結局「3倍以上高い」家を買ってしまい後悔・・・

・・・はしなくて済んでます。
でもなんでこんなめちゃくちゃな予算になってしまったのか、買う決断ができたのか。

マンション購入の予算は2,000万

付き合って半年ちょっとで子供ができた私達。
それぞれマンションで一人暮らしをしていたので、入籍後は立地が便利な私の住んでいたマンションに夫が引っ越してきました。

二人で話し合って予算は「2,000万円にしよう」と結論を出しました。
最近は中古マンションの価格が高騰していますが、その当時は2,000万でもまあまあ古いマンションなら買えるかな~という相場観でした。
夫の元々住んでいたマンションは空き部屋になってしまったので「賃貸に出すか売却するか」で悩みましたが、家も欲しいことだし・・・と2,000万で売り出してもらったのです。
「2,000万で、もし売れたら予算が少し上がっても大丈夫だよね?でも売れるかなー」と話しながら。
夫は以前に働いていた会社のITバブルの波に乗りストックオプション制度とやらで上手くローンが返せたそうです。

なかなか売れませんでしたがその間にマンションを探します。
中古の手頃なマンションを見学しますが「いいな~。うん。この部屋別に悪くないけど・・・どうする??」といいながら時が過ぎていきました。

気に入ったマンションは予算オーバー

何件も中古マンションを見学するうちに徐々に3,000万台へ希望物件が変わってきました。
「もしかしてマンションが2,000万円で売れたらローンを組めば返せるんじゃない?共働きなんだし・・・」
当時私は手取り16万。しかもそのうち3万円は生命保険の積立をしています。
夫は無職から有職に変わったばかり。
あまり冒険はせず堅実に家探しをしなきゃ!と気合を入れていました。

でも色々マンションを見ていると希望が上がっていくのは当たり前だったんです。
「ここが悪い・ここが良い」と選別してくうちに「目が肥えて」いきました。

ある時目にした物件が中古だけど築年数も新しく4,000万円ちょっとでした。
大規模マンションでマンション内にコンビニや立派なキッズルーム、豪華なゲストルームがあるような物件で部屋からの眺望が良く「この部屋に住みたい!!」と夢中になるような・・・。
でも予算を大幅に超えます。
まだマンションも売れてないし(っていうか売れる気配がない。)

案の定、とても気に入った私(達)は銀行へ行って住宅ローンの仮審査の相談をしてみました。
夫は2年以上無職で働き始めて数ヶ月・・・
大丈夫かな・・・と不安でしたが「以前に住宅ローンを完済している」という実績があったので大垣共立銀行へ相談に行ったのです。
やはり実績があったのが良かったのか4,000万フルローンの仮審査が通りました。
しかも金利優遇とあり確か10年固定で0.85%でした。

これであの部屋に住める!!と盛り上がった私は早速買い付けを出してもらいますが「今もうひとり検討をしているお客様がいて~」とのことで、そちらの方が優先になると言われたのです。
結局一番手の方が購入したいということになり、心底ガッカリしながら我々はまた1から家探しを・・・
大規模マンションなので他にも売り出している部屋があるかも??と探しますが、間取りや羨望等を考えると一度見て気に入った部屋と比べてしまって決断できませんでした。

そしてこの時点で予算が完全に「4,000万」に移行していたのです・・・。

この頃から4,000万円へ予算が変わっていたので(もちろんマンションは売れる気配なし)
新築の大規模マンションを見学に行くようになりました。
今思うとマンションが沢山見学できて最高に楽しい時期でした。

最近の大規模マンションはミニコンビニ、ゲストルーム、キッズルーム、トレーニングルームぐらい当たり前なんですよね。
一度見てしまいとりこになった私は「キッズルームのあるマンションに住んでママ友を作る!」と妄想にかられていました。

マンションから戸建へ

希望のマンションが買えなかった数カ月後、夫のマンションが売れました。
売れるときって突然なんですよね。
「買います」と言われてから契約まで早ければ3日ですし・・・。

売却金額「2,000万」少し諸費用を引いて約2,000万円が夫の口座に振り込まれました。
「だけど欲しい家見つからない・・・」と思いながら物件情報なんかを見ていると、母が「近所にこんな物件あったよ!」と言ってチラシをくれました。
そのチラシに書いてあった金額「7,200万」
え???無理だし・・・何言ってるの・・・母よ・・・。

とりあえず母からもらったチラシはそっと閉じてまた家を探します。
チラシの物件は大手ハウスメーカーの建売住宅でした。

ちょうどその時、同じハウスメーカーが近所に「建築条件付き土地」として売出し中の土地がありました。
「家をかなり安く立てて貰えば大丈夫なのかも!聞くだけ聞きに行ってみよう!」と・・・
すっかり忘れてしまったのですが、土地だけで4,000万ちょっとだったと思います。
大手ハウスメーカーの営業さんに「2,000万円で家は建たないですか?」と率直にたずねます。
「うーん2,000万ってちょっとうちだと難しいと思いますよ・・・もうちょっと出せそうですよね」なんて言われてしまいました。

同じハウスメーカーだったので母のチラシの物件の事も話題にしてみました。
「いま〇〇に7,200万でだしてますよね?あれってどうなのですか?」と聞くと「あーあれはショールーム的に建てたやつだから1億ぐらいかかってますよ。でも営業担当が違うので・・・詳しくはそちらに」と。

「は??」
「1億???」
「1億の家ってどんなの???」
「1億?!・・・見てみたい・・・」

建築条件付きの土地では我々の予算が足りないらしく営業の方はさっさと離れていきました。
私は「一億と言われた家」が気になってすぐにまた「見るだけ・・・見るだけ」と見学のアポをとりました。

「2,000万の現金」と「4,000万の住宅ローンの枠」があったので
そうです、この時点で予算が約「6,000万」へと変貌・・・
しかも丁度アベノミクスの波にのって私の持っていた株や投資信託が値上がりし、夫の元々の貯金と私の貯金をあわせるとマンション代金の2,000万とは別に「約1,000万」程頭金に出せるお金があったのでした。

これで7000万捻出できる事になりました。

見学に行った家はまさにモデルルームの様で10分後には「ここ買いたい・・・」と夫に口走っていました。
流石に夫は7,000万オーバーの家に躊躇する様子でしたが、私が突っ走ったらついてくるしかありません。
その場で買い付け書を記入します。
しかしここでまたしても1番手さんが・・・
その1番手さんも共働きのご家族で奥さんが産休中なので「銀行の書類まち」ということでした。
前回の苦い思い出がよみがえる中、連絡を待ちました。

数日で「1番手さんにはキャンセルしてもらいました!」と連絡がありました。

ほんとに払えるのかな?と不安な気持ちを抱えつつ、契約まではすぐでしたし夜な夜な収入と支出を見比べっこして・・・買ってしまいました。
家の価格を少し負けてもらい結局ローンは3600万円を借り入れました。
我々も諸費用含め頭金として3500万(500万住宅取得贈与を受けました。)を支払いました。

行き当たりばったり過ぎてライフプランも、いくら頭金に出せるのかもしっかり把握しておらず予算が変わっていきました。
それでも家を購入したのは、そもそも「もの凄く強い意志と動機」が無いと買えないんです。
強い思いが無いとただ「この物件いい物件かもな~」って見てるだけになってしまいます。

・高額なローンのリスク
・銀行への相談も書類手続き
・一生の買い物かもしれない
・今後の生活の立て直し・・・

沢山の「めんどくさい」が待ち受けてて、ここなら新生活を送りたい!ってその場で決断するぐらいの気持ちが無いと実際に行動に移せません。
実際に家探しの間に何件も何件も物件を見ました。
別にどこも決定的に悪い物件って少なかったんですよ。
今の家を見つけて私は「ここで子供と楽しく暮らしたい!子育てしたい!」って思ったのを覚えています。

ただ私達も当初はローンが年収の5倍近くて、そのままでは家計がギリギリだった可能性があります。
家のお陰か(?)非常に今は安定して暮らせていて、やる気もアップ。世帯年収も400万ぐらい上がりました。

毎日家に帰るのが楽しいってやっぱりいいですよ。
子供は汚しますけどね・・・